認知行動療法をセルフでやってみましょう!
こんにちは、カウンセリング・プレイスの勝山 智之です。
認知行動療法を一人で実践するのは難しいですが、簡単にできる「コラム法」についてご紹介させていただきます。
まずは、以下のような流れで、出来事と感情を振り返りましょう。
❶ ストレスを感じた出来事を書き出す
(例)職場の同僚から「この本読んでみて」と仕事に役立つ本を何冊か渡された。
❷ そのときの気持ちを一言で書き、強さを%であらわす
(例)いらだち90% 屈辱感80% 悲しい70%
❸ 瞬間的に頭に浮かんだ考えを書く
(例)私がこの前ミスをしたから、しっかり勉強しなよって意味?迷惑をかけないでと思っているかもしれない。
きっと嫌味のつもりで本を渡したんだ。
❹ ❸のように考えた根拠(事実)を書き出す
(例)普段は本なんてすすめてこない。
いつもはもっと明るく接してくれるのに、すごくぶっきらぼうに本を渡してきた。
怒っているようにみえた。
❺ ❸の考えを否定する考え(反証)を書き出す
(例)口調のトーンは低かったけど怒ってはいなかった。
ぶっきらぼうだったけど、迷いながら渡しているようにもみえた。
❻ ❹と❺を振り返り、❸とは別の考えを考える
(例)もしかして、ミスをして落ち込んでいる私を心配しているのかもしれない。
普段真面目な話はしないから相手も気まずいのかな。
勇気を出して本を渡してくれたような気がする。
❼ ❻のように考えた後の気持ちを%であらわす
(例)嬉しい60% 納得80% 後悔50%
最後の段階で、もし気分が改善しなくても気にし過ぎないでください。
感情のプロセスを言語化できたことに達成感を持ちましょう!
今後の改善策に必ず役立ちます。