心の健康を支える治療法とは?

こんにちは。カウンセリング・プレイスの勝山 智之です。
今回は、うつ病、不安障害、パニック障害、強迫性障害、摂食障害、PTSDなどの精神疾患に用いられる治療法の概要についてお話いたします。
以前もご紹介した「認知行動療法」
お薬だけで解決できないときに広く用いられる手法です。
人々の思考・感情と行動が互いに密接に関連しているという考えに基づいています。
たとえば、日常生活において、その場面・場面で無意識に頭によぎる思考やイメージはありませんか?
これらを「自動思考」といいますが、この「自動思考」によって、それぞれの人の行動やストレス負荷の度合いが大きく異なります。
わかりやすく言えば、この「自動思考」コントロールできれば心の健康も維持しやすくなるのですが、なかなか簡単でないためつらい思いをされる方が多いのが実情です。

では、いったいどんな要素があるのか、以下にご紹介します。
認知再構成
認知再構成は、ご相談者の否定的な思考パターンを特定し、それを理解して、現実に基づいたものに置き換えるプロセスです。例えば、自分が失敗すると考える人は、その思考を現実的な視点で見直し、成功の可能性や他の解釈を見つけ出します。
行動活性化
行動活性化は、ご相談者が活動的になり、ポジティブな行動を取ることを奨励する手法です。うつ状態の人々はしばしば活動を避けますが、行動活性化により、活動的になることで気分が改善されることを目指します。
露出反応防止
露出反応防止とは、不安や恐怖を引き起こす状況や物に直面することを通じて、それらの感情を和らげる技法です。安全な環境で段階的に恐怖に晒されることで、不安が減少し、状況への対処能力が向上すると言われています。
こうしたアプローチから、お薬では解決できない「心の健康」をサポートして参ります。「認知行動療法」はセルフヘルプと言われ、「自分を上手に助けられる」ことを目的としていますが、一人ですべて解決するということではなく、人に相談したり、人に助けてもらいながら「自分を上手に助けられる」ようになることが目的です。

これから、少しずつブログでご紹介していきますね!